フィードの例

提供される情報の種類

フィード(Feed)はWebサイトの更新情報を配信するものでしたが、 いまでは様々な情報を公開するのに用いられています。

フィードの例

サイト固有の新着情報 (一般)

サイト全般の更新情報から、ニュースサイトの新着記事、通販サイトの新着商品など、 サイトのコンテンツを提供している側による新着情報です。

サイト固有の新着情報 (掲示板など)

掲示板などユーザがコンテンツを作りだすタイプのサイトでは、 板ごとやスレッドごとなどに新着情報のフィードが提供されていることがあります。

ユーザ固有の新着情報

特定のユーザの行動に依存する最新情報も、 ユーザごとのフィードが提供されていれば取得することができます。 特定のブログの新着記事、ソーシャルブックマークにおけるあるユーザの新着ブックマーク、 あるユーザの最新のツイートなどが取得できます。

統計情報

定期的に計算されるランキングなどがあります。

検索語のランキングは結果がワード(単語)なので、 取得したワードで他の検索をしたり、他のフィードの情報を絞り込んだりすることが容易です。

検索結果

ショッピングサイトの検索、ブログ検索などで、検索結果の一覧をフィードの形式で取得できる場合があります。 これにより、Webサイトの更新をチェックするのと同じ枠組みで、 検索でヒットするものの出現状況をチェックすることができます。

検索クエリを伝える必要があるため、フィードの URL に検索クエリがパラメータとして埋め込まれます。 日本語(マルチバイト文字)など URL に使えない文字を埋め込む際には URL エンコードが必要です。

"https://example.com/api?q=" + URLEncoder.encode(検索クエリ, "UTF-8")

はてな検索など一部の検索サービスのフィードは、Amazon が提唱している OpenSearch という規格に準拠しています。

その他 総合

フィードがみつからない場合

サイトにフィードのアイコンが見つからない場合には、ページのソースを見てみましょう。 head 要素内の link 要素に、RSS や Atom の URL が記述されているかもしれません。

ソースを見るのが面倒な人は、検出してくれるサービスを利用してもよいでしょう。

フィードがない場合

サイトでフィードが提供されていない場合、 まずは HTML から RSS に変換するサービスを試してみるとよいでしょう。 ただし、きれいな RSS が得られることは少ないので、あまり期待しないでください。

自分のプログラムで対処する場合、 HTML で記述されたWebページを処理することになります。 RSS と違いサイトごとに構造が異なるため、作り込みが必要です。 Webページが xhtml で記述されていなければ、 XML 用のライブラリも使えません。 また、プログラムからの Webページの取得を拒否するサイトもあります。 茨の道を覚悟しましょう。

フィードのdescription要素の内容が少ない場合

本文から情報を取得し補完するサービスがあります。 あまり期待しないでください。

フィードが異常な場合

フィードの処理がうまくいかず、フィード自体に問題の原因があると考えられる場合には、 フィードが正しいかを確認してみましょう。