Processingの導入および,Processingにおける座標系など基本的な事柄について解説していきます.
本講義ではProcessingのバージョン2.0.3を使用して進めていきます.最新版でもプログラムを動かすことはできますが,エディター内での日本語の表示がおかしくなります(2014年4月14日時点).
2.0.3はデフォルトでは日本語を扱うことができません.こちらを参照して設定を行ってください.
Processingで3Dを使用する場合は,size関数の引数を変更します.
size(640, 480, P3D);
前2つは画面のサイズです.3番目の引数に「P3D」という文字列が加わっています.これは図形を描画するレンダリングエンジンの指定で,P3Dを指定することにより3Dのレンダリングが可能になります.
3次元の座標軸をline関数で描いてみます.今までと異なり,引数が増えていることに注目してください.前半3つが始点(AX,AY,AZ),後半3つが終点(BX,BY,BZ)です.それぞれX軸:赤,Y軸:緑,Z軸:青で色分けしています.
stroke(255, 0, 0); line(0, 0, 0, 100, 0, 0); stroke(0, 255, 0); line(0, 0, 0, 0, 100, 0); stroke(0, 0, 255); line(0, 0, 0, 0, 0, 100);
結果を見てみると特に変化がなく2次元で描画されているように見えます.