概要

Windows版Visual Studio CodeでPythonを動かします.簡単,かと思いきや文字コードの問題でかなりつまづきました.


2018年6月6日 追記

文字コードの問題はpip,バージョン10.0.1では,解消されたようです.

古いpipを使うとヒントで表示されますが,自前でアップグレードする必要があります.

python -m pip install --upgrade pip

というわけで「設定」の作業は不要なので,pylintインストール時は

python -m pip install pylint

でOKです.

2018年6月21日 追記

VSCodeでPython,同じディレクトリのPythonファイルをモジュールとして読み込めない現象(しかもデバッグ時のみ)

launch.jsonに
          "env": {
              "PYTHONPATH": "${workspaceRoot}"
          }

で解決.


下記は,2017年4月時点です.

目標

を動かします.

事前準備

Visual Studio Codeはインストール済みとして, 下記をインストール:

設定

Pythonインストール先/Lib/site-package/pip/compat/__init__.py

の75行目,

return s.decode('utf_8')

return s.decode('cp936')

に変更.これでpipを使用したモジュールインストール時の文字コードエラーを回避します.

Visual Studio CodeのPython拡張はpylintというコードヒント?モジュールを使用しますが,一緒に必要なモジュール,editdistanceが文字コードの関係でpipからの自動インストールに失敗します.

そのため,editdistanceモジュールのファイルをダウンロード,手動で一部のファイルの文字コード修正し,そのファイルからモジュールを手動インストールします.

コマンドプロンプト,もしくはPowerShellから

>python -m pip download editdistance

editdistance-0.3.1.tar.gzがダウンロードされるので,展開後,展開先\editdistance\_editdistance.cppを適当なエディターで開き,日本語コメントが破壊されて構わないのであれば,ShiftJISで上書き保存します.

修正後,フォルダごと圧縮し,

>python -m pip install 圧縮したファイル

で手動インストールします.

Visual Studio Codeでの設定

ここまできたらVisual Studio Codeを起動し,Python拡張をインストールします.

vsp.png

Python拡張をインストール後,.pyファイルを開くと「pylintが入ってない」とメッセージが出るのでインストールします.

pylint.png

目標のプログラムを動かすためのモジュールをVisual Studio Codeの端末からインストールします.

>python -m pip install matplotlib
plot.png

あとは,デバッグの構成を必要に応じて作成し,F5キーでプログラムの実行,デバッグが可能です.

kousei.png
run.png

補足

他に必要なパッケージをインストールする際も,文字コード関連でビルドエラーによりインストールに失敗することが多いので,

で配布されているビルド済みのwhlファイルからインストールしたほうがスムーズです.

参考にいたしました


添付ファイル: filerun.png 2210件 [詳細] filekousei.png 2540件 [詳細] fileplot.png 2619件 [詳細] filepylint.png 2685件 [詳細] filevsp.png 2504件 [詳細]

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Last-modified: 2018-06-21 (木) 16:35:37