Processing3から,P3Dを有効にしてもエラーがでることは少なくなったようです.しかし,ウイルス対策ソフトとの相性が悪く,ウイルス対策ソフトが実行された状態でP3Dを有効にすると,プログラムの実行に非常に時間がかかる,もしくは起動しないことがあるようです.
例外設定を行うか,一時的にオフにするなど対策してください.
Processingで3Dを使用するためにはsize関数の第3引数にP3Dを指定します.しかしProcessing Ver.2以降でP3Dを使用するとエラーがでて実行できない場合があります.例えば以下のようなシンプルなコードです.
size(640, 480, P3D);
エラーの例:
Framebuffer error (unknown error), rendering will probably not work as expected Read http://wiki.processing.org/w/OpenGL_Issues for help. OpenGL error 1286 at bot beginDraw(): invalid framebuffer operation OpenGL error 1286 at bot endDraw(): invalid framebuffer operation Framebuffer error (unknown error), rendering will probably not work as expected Read http://wiki.processing.org/w/OpenGL_Issues for help.
OpenGL error 1282 at bot endDraw(): invalid operation
エラー内にありますが,以下のページに記載されている通り,
グラフィックスアダプタ(ビデオカード)のドライバが古い場合に起こります.
グラフィックスアダプタドライバを最新のものに更新する必要があります.
例えば,現在のノートPCの大半で使用されているIntelのグラフィックスアダプタドライバは以下より更新できます.
(検出後に「カスタマイズされているドライバが導入されている」旨のメッセージが表示された場合には,手動で汎用ドライバのインストーラをダウンロード,インストールする必要があります)
ただし注意として,メーカー製ノートPCの場合にはメーカーがカスタマイズしたドライバが使用されています.そこへ,Intelが配布している汎用ドライバを導入すると,なにか不具合が起きる可能性も否定できません.
(手元のLet'note(CF-S10)で汎用ドライバをインストールしてみましたが特に不具合は発生していません.汎用ドライバの導入でProcessingのエラーはでなくなりました(もちろん,エラーの解消,不具合のなしを保証するものではありませんが))
念のため,汎用ドライバをインストールする前に,元に戻せるようメーカーのオリジナルドライバも用意することをお勧めします.