ステッピングモータについて

ステッピングモータは、供給するパルス数に応じた角度で回転子が回転する電動機であり、フィードバック制御を行うことなく、機械的な動きを制御することができる。ステッピングモータは、プリンタ、プロッタなどコンピュータで制御される機械の駆動用として用いられることが多い。

ステッピングモータへのパルスの供給(励磁)方法には何通りかあるが、ここでは最も簡単な1相励磁を用いる。初めに手動で励磁パルスを生成し、ステッピングモータが回転することを確かめる。

ここで用いるプログラムは、実験1と同じものでよい。

実験回路の結線

ここではCPUボードとI/Oボードを用いる。これらを表4のように接続する。また接続の様子を図3-1に示す。

表4 実験3,4の接続端子
CPUボード +5V GND RA0 RA1 RA2 RA3 RB0 RB1 RB2 RB3
I/Oボード +5V GND OUT0 OUT1 OUT2 OUT3 IN0 IN1 IN2 IN3
ステッピング
モータドライバ
+5V GND - - - - X X Y Y
ステッピング
モータドライバ
ステッピング
モータ

図3-1

図3-1 実験3,4の結線の様子

ステッピングモータの動作

I/Oボードで、左から1,2,3,4番目の押しボタンを順に押す動作を繰り返し、ステッピングモータの回転子の様子を確認せよ。また、ボタン押下48回で回転子が1周することを確認せよ。

また、逆回転させるにはどうすればよいか。試してみなさい。