知的システムの調査とシステム提案
お知らせ
- Webページ(このページ) と Box を用いて実施します。WebClass は利用しません。
- 初回にガイダンスと文献調査の方法についてお話しします。その
過去の動画 を置いておきます。
概要
興味ある分野の研究動向を調査した上で、自分なりの新たな手法やシステムを提案し議論します。
知的システムに関連する分野(人工知能や情報推薦)を想定していますが、そうでなくてもかまいません。
- 準備
- 調査
- システム提案
- 新たなシステムの提案もしくは既存システムの改良案の提案
このゼミでは実装(システム開発)はしません。
実装をしたい人は、このゼミで学んだ内容をもとに3年前期「知的処理および演習」の最終課題で実装することができます(前半の人のみ)。
配属先の研究室によっては、卒業研究としての実施もあり得るでしょう。
実施形態
- 授業の進め方 / 研究の考え方と文献調査の方法 / 自己紹介+関心分野(技術/それ以外)
- 注目した論文(2件)の概要を発表 [学籍番号順の前半の人]
- 注目した論文(2件)の概要を発表 [学籍番号順の後半の人]
- 独自提案 (参考にした研究の紹介を含む) [第1回]
- 独自提案 (参考にした研究の紹介を含む) [第2回]
- 独自提案 (参考にした研究の紹介を含む) [第3回]
提出方法
- スライド・資料の共有フォルダ (Box):
前半の人用,
後半の人用
- 提出期限: 自分が発表する日の授業開始時 (発表前まで更新可)
提出先として、大学で契約している Box というサービスを利用します。
招待メールが届いたら、承認手続きが自動で行われ、使えるようになります。
Box の ID は学籍番号ではなく、
メールアドレス(学籍番号@ms.dendai.ac.jp) であることに注意しましょう。
フォルダ内に「学籍番号_名前」のフォルダを作成してあります。
そこにファイルを提出してください。
なお、アップロード/ダウンロードはできますが、削除はできません。
また、期限後に更新したい場合にはファイル名を変えてアップロードしてください。
他の発表者の提出ファイルも見ることができますので、発表時に参照しましょう。
[参考] Box は在学中に限り容量無制限で使うことができます。
最新の研究の調査 + 独自提案
まずは注目する研究(論文)を 2つ以上選び、その中の2つについて、
自分が注目する理由、注目するポイントを簡単にスライドにまとめ、
10分程度で発表してください (2,3週目)。
その場の議論などから、深く調査し独自提案の参考にする研究を1つ(以上)選びます。
注目する論文のファイルと自分の発表スライドを提出してください。
なお、発表スライドには
注目する論文の出典(著者名, タイトル, 発表先の刊行物または会議名, 発表年)を
記載してください。
最初は国際会議や学会の大会の発表タイムテーブル (
人工知能学会 2024[パスワード: Jsai2024Hama]
など) を見ながら、
どのような研究がされているのかを把握しましょう。
興味ある分野のキーワードが見えてきたら、
CiNii、
Google Scholar、
情報処理学会の電子図書館
などで検索をするのもよいでしょう。
独自提案
自分なりの新たな手法やシステムを提案してください。
注目した研究を参考にしてもいいですし、しなくてもかまいません
(2週目の発表で参考にする論文を決めていた場合も、変更してかまいません)。
参考にした研究がある場合には、その研究を簡単に紹介し、
自分の提案との違いを明らかにしてください。
発表用のスライドを、2週目と同じ自分の学籍番号のフォルダに提出してください。
もし追加で参考にした論文があれば、そのファイルも提出してください。
調査のためのサイト等
国際会議
以下は主催する学会で分類しています。
注: Proceedings = 国際会議の予稿集 (発表論文集)
国内の学会による論文誌・大会・研究会・シンポジウム等
- 人工知能学会: 情報抽出、情報推薦、データ共有、機械学習、知的ロボットなど。
- 全国大会セッション一覧:
2025 (論文はまだ非公開),
2024 (論文PDF閲覧のパスワードは Jsai2024Hama),
2023 (論文PDF閲覧のパスワードは jsai2023KMT ),
2022 (論文PDF閲覧のパスワードは jsai2022Kyt ),
2021 (論文PDF閲覧のパスワードは jsai2021Snd ),
2020 (論文PDF閲覧のパスワードは jsai2020xk ),
2019,
2018,
2017,
2016,
2015,
2014,
2013-2001(論文一覧)
- 論文誌・研究会資料など
- 言語処理学会: 自然言語処理全般 (テキスト解析・分類・翻訳・要約など) および関連分野 (言語学、ソーシャルメディア分析など)
- 情報処理学会: 情報処理全般。
- 「情処」と略される。読みは「じょーしょ」。
- 電子図書館(論文誌・研究報告・大会/FIT論文集)
- 研究報告: 自然言語処理(NL), 情報基礎とアクセス技術(IFAT: あいふぁっと), データベースシステム(DBS)
- インタラクション(シンポジウム): ユーザインタフェース、可視化、入出力デバイスなど
- 日本データベース学会: データベースからWebまで。
- データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム DEIM (でいむ)
2024,
2023,
2022,
2021,
2020,
2019,
2018,
2017,
2016,
2015,
2014,
2013
,...: 情報抽出、情報検索、情報推薦、可視化、データマイニング、レビュー分析、感情分析など。
- WebDB Forum (オンライン公開なし)
- WI2: Webインテリジェンスとインタラクション研究会: Webマイニング、情報推薦、ソーシャルネットワーク分析など。
- 日本ソフトウェア科学会
- WISS (ワークショップ): GUI、インタラクティブシステムなど。
- 電子情報通信学会
論文データベース・学術系出版社による文献データベース
- arXiv(あーかいぶ) (Cornell University)
- J-STAGE (科学技術振興機構)
- 日本で発行される学術刊行物(論文誌など)のデータベース
- 参加学会: 人工知能学会、言語処理学会、日本知能情報ファジィ学会、情報知識学会、社会情報学会など
- ScienceDirect (Elsevier)
- 科学技術に関する書籍や雑誌を発行している Elsevier社の文献データベース
- 一部の論文誌は学内から無料アクセス可能
- Springer Link (Springer)
- 科学技術に関する書籍や雑誌を発行している Springer社の文献データベース
- 一部の論文誌は学内から無料アクセス可能
論文検索エンジン
論文検索エンジンでは論文の入手先の情報が得られます。
論文が無料でダウンロードできるとは限りませんが、有料の場合でも、
学内からアクセスすると大学との契約によりダウンロードができる場合があります。