Javaプログラミング基礎

補足

- コメント

人間がプログラムを読みやすくするために、 プログラム中に注釈を書くことができます。 これをコメント (Comment) と言います。 プログラムの実行時にコメントの部分は無視されます。

コメントの書き方には 3 種類あります。

単一行のコメント

// Comment is here.

"//"の後は、行の最後までがコメントになります。 プログラムの実行文の先頭に"//"を付けて、 一時的にこの部分を実行しないようにすることもあります。

複数行にわたるコメント

/* Comment is here. */
/*
   Here is
   a comment 
   more than one line.
 */

"/*"と"*/"に挟まれた部分はコメントになります。 コメントが複数行に渡ることもできます。 プログラムのある範囲をコメントにし、 一時的に実行しないようにすることもあります。

ただし、コメントは入れ子にして使うことはできません。 例えば、以下のようなコメントはエラーとなります。

/*
   Comment is here.
  /* Nested comment is not allowed */ 

 */

ドキュメンテーションコメント

/** comment is here. */

"/**" と"*/"で挟まれた部分は ドキュメンテーションコメント (Documentation Comment) と呼ばれます。 ここに書かれた内容は、 ドキュメント作成ツールによって取り出され、 プログラムのマニュアルなどを自動的に作成することができます。 J2SDK の中には、この処理を行う javadoc という プログラムが用意されています。 また、ドキュメンテーションコメントは、使える場所が限られています。