知的処理および演習 (2-1)

情報検索とは

本日のゴール

復習: 情報推薦と情報検索

能動的/受動的な情報アクセス

能動的 - 情報検索

検索要求(検索語など)を自分で考える。

検索要求はさまざま。

Web検索は直接の解を与えない。もっと高いレベルの要求に応えたい。

ユーザが情報を利用する目的

情報要求 (information need)
ユーザがある目的を達成するために現在持っている知識では不十分であると感じている状態

情報要求の4階層 (Taylor, 1968)

Q1: 直感的要求
現状に満足していないことは認識しているが、それを具体的に言語化してうまく説明できない状態
Q2: 意識された要求
頭の中では問題を意識できるが、曖昧な表現やまとまりのない表現でしか言語化できない状態
Q3: 形式化された要求
問題を具体的な言語表現で言語化することができる状態
Q4: 調整済みの要求
問題を解決するために必要な情報の情報源が同定できるくらい問題が具体化された状態

情報検索へのアプローチ

情報検索 (広義)
ユーザの持つ問題(情報要求)を解決できる情報を見つけだすこと
情報検索 (狭義)
ユーザの検索質問(query)に適合する文書を文書集合の中から見つけだすこと

参考: 対話型の検索エンジン

情報検索と個人化

パーソナライズド検索

同じクエリでも人によって求める情報が異なる。

情報の蓄積と利用

情報はどこから探す? 蓄積されたものから。(探偵ではないので)

多くの情報がすでに蓄積され、また、日々蓄積され続けている。

Webのアーカイビング

過去のWebも歴史的遺産として保存。

オープンデータ

情報の収集

検索対象(検索されるもの)

クローラ: Webサイトの情報を収集

Web APIで得られる情報も一部収集。

生成AIと検索

ChatGPTをWeb検索の代替として使う人が増えている。検索はオワコン?

ChatGPT などの対話型AIサービスの問題点

LLM (Large Language Model; 大規模言語モデル)

新しい情報は検索で探せばいいのでは?

RAG: 生成AIによる検索

RAG (Retrieval-Augmented Generation; 検索拡張生成)

生成AIが外部の情報を取得して答える。

Agentic RAG (エージェント型RAG)