東京電機大学 工学部第二部 情報通信工学科 情報通信基礎実験 音メディア構成

Audio Editing and Recording

- 概要

パソコンを使うと、音を録音したり編集したりすることができます。 ここでは Audacity というソフトウェアを使って音の録音と編集を体験します。

Audacity は高機能なオーディオ編集/録音ソフトです。ソースコードが公開されていて、誰でも無料で入手することができます。マニュアルやチュートリアルも充実しています(英語)。

参考サイト

- 起動

まずは Audacity を起動しましょう。 スタートメニューから起動します。

最初は音声ファイルが開かれていないので、ただボタン類が並んでいます。

- 音声ファイルの読み込みと再生

オーディオ編集ソフトウェアでは、音を波形として表示し、その波形を見ながら編集することができます。

読み込み

まず、サンプルの音声ファイルをダウンロードし、Audacity で開いてみましょう。

サンプル音声をどこかに保存し、それをファイルメニューから開きます。

波形が表示されました。 横軸が時間で、縦軸が振幅(音量)です。

再生

ウィンドウ上部に録音・再生・停止などのボタンが並んでいます。

再生ボタンを押すと、音が再生されます。

再生位置がバーで示されます。

- 録音 (Audio Recording)

Soundforum Synth で作った音を録音してみましょう。 Soundforum Synth を同時に起動しておきます。 Soundforum Synth の Master Level は 作成した音の音量に合わせて調整することになります。

録音側の Audacity でも録音レベルを調整できます。 まずは 0.1 ぐらいにしておきましょう。

録音ボタンを押すと、録音が開始されます。 Soundforum Synth で作成した音を使って演奏しましょう。

デジタルの録音では、最大音量を越えた録音は大失敗です。 波形が以下のようになってしまった場合は、潔く破棄して録音をし直しましょう。

- 編集 (Audio Editing)

録音をすると不要な部分が出てきます。 マウスで波形の一部を選択できますので、 削除したい部分を選択して、削除します。

cut and paste もできますので、1つの部分を繰り返したりも簡単にできます。

切り貼りだけでなく、「効果」メニューから波形を変形させることもできます。 いろいろ試してみましょう。

- 保存と書き出し

作業途中の保存

「ファイル」→「プロジェクトファイルを保存」 で、複数のトラックがまとめて保存されます。

作業結果の書き出し

「ファイル」→「別名で書き出し WAV...」 で、複数のトラックがまとめられて1つの WAV ファイルに出力されます。 発表作品はこの形式で保存します。