XMLの表示

WebブラウザでのXML文書の表示

さきほどのデータが単なる住所録のデータであれば、 これを直接ブラウザで表示する必要はないかもしれません。 しかし、書式をつけてWebブラウザで表示したり、 印刷したりするのが目的な場合もあります。

HTMLの場合、WebブラウザがHTML文書の表示方法を知っています。 例えばWebブラウザが h1 というタグを見たら、 文字を大きくして改行しよう、と思うわけです。 これに対し、XML文書の場合にはWebブラウザの知らないタグばかり現れますから、 Webブラウザは困ってしまいます。 なんらかの方法で、Webブラウザに表示方法を教えてあげる必要があるわけです。

XML文書に書式(スタイル)を与えるにはいくつかの方法があり、 それぞれ使われる場面が異なります。

  1. HTML文書に変換する
  2. スタイルシートを使ってブラウザに書式を教える

W3Cのページ「CSS and XSL: which should I use?」も参考になるでしょう。

ここでは、CSS を使って書式の指定を行う方法、および、XSLT でHTML文書に変換する方法を学びます。