「インクルードファイル」を組み込む


POV-Rayには,我々がシーンを記述するときによく利用するさまざまなもの(例えば,形,色,模様,など)が,あらかじめ定義され,それらを名前で利用できるようになっている.

それらが,記述されているファイルを「インクルードファイル」と呼ぶ.

初めの部分にある“#include”は,必要なインクルードファイルを読み込むための命令である.

先頭の #include "colors.inc" は実用的な色についての定義を読み込む.これにより,たとえば,”Green””Blue”のように,色を名前で指定することができるようになる.最初の文字が「大文字」であることに注意しよう.
どのような「色名」が使えるかは,別のページにRGBの混合比で示してある.

他に,木目("woods.inc"),石模様("stones.inc"),金属("metals,inc")などがある.
必要に応じて,それらを組み込む.

注意:自分が作成したいシーンに本当に必要なファイルだけ読み込むべきである。なぜならば、いくつかのインクルードファイルはかなり大きく、それらを必要としない時に読み込むと、時間とメモリを無駄使いするだけである.