POV-Rayの座標系を理解しよう


POV-Rayで使う3次元座標系は、Y方向を上に、X方向を右に、Z方向を画面前方向に指すものです。

この種の座標系は、左手系と呼ばれています。左手を使えば、なぜ左手系と呼ばれているかが簡単に分かります。ちょうど親指がX方向(右側へ)、人差し指がY方向(真上へ)、中指がZ方向(前へ)を指しています。左手を用いると、このようにだけすることができます。もし右手を使ったならば、中指を正しい方向に指すことが出来ないでしょう。

 左手は回転方向を決定するのにも使うことが出来ます。左手を挙げて、親指で回転する前方向を指してください。指が回転の前方向に曲がっていることでしょう。同様に親指を逆方向に向けると、指が回転の逆方向に曲がることになります。


上の絵では、左手がX方向に曲がっています。親指がX方向を指していて、指が回転方向に曲がっているのです。