漢字の表示とフォント

2015年9月22日

漢字表示処理を自作する理由

プチコン3号は、文字が小さいです。 こんな小さな文字を見ていると目が疲れてきます。 それと漢字が表示さませんでした。 (今はプチコン3号の更新により美咲フォントによってJIS第1水準相当までの漢字が表示される)
プチコンの標準フォント

経緯

そこで、16x16の1マスに手書きで文字を書いて、BGで表示することにしました。 (グラフィック面に書いてもいいのですが、グラフィックは速度が遅いため使いませんでした)
BGでのウィンドウ表示(手書き)

もちろんダメダメなので、MicrosoftWordのMSゴッシクで50音を入力して、コピーし、 ペイントに貼り付けて、パソコンの画面を見ながら、フォントを入力しました。
ペイントの表示 BGでのウィンドウ表示(MSゴッシク)

しかし、BGでやると1文字1文字の色を変えられないので、 スプライトを使うことにしました。 (BGCOLOR命令で、できそうだが1チップごとの指定ではない。 レイヤーを何枚か使えばできなくもないが、 あんまりウィンドウにBGを何枚も使いたくなかった。)
スプライトでのウィンドウ表示

が、この方法だと、文字の種類がGRP4の512x512のサイズに左右されてしまい 他の画像との調整も含めて、160種類の漢字しか使えませんでした。 GRP4の文字領域

そこで、ほしけんさんの プチコン漢字表示ライブラリ を使うことになりました。 このライブラリは素晴らしく、 フォントデータはテキスト形式なので、 GRPを使わず、JIS第2水準までの漢字が扱えます。 ですが、グラフィック面に直接書くタイプなので、改造をし、 ひらがなカタカナはGRP4に最初から書いておき、 漢字が、必要になったらGRP4に書いて、スプライトで使うようにしました。 うまく漢字を分担させる機能もあり、普通に使うよりも速度が上がっていると思います。

漢字表示ライブラリには、 沢山のフォントとエフェクトをサポートしていますが、 東雲ゴシック16を右にずらした 影つきの書体のみを使用することにしました。 また、東雲フォントはパブリックドメインなので、 著作権に心配することもなくなりました。

その後の発展

今回のRPGでは、フォントの処理方法は、これに決定しましたが、 また作ることがあれば、複数のサイズのフォントを扱えるようにしたいです。 (SPSCALE命令でもできなくはないが、縮小すると輪郭がギザギザして見える)


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