クロマキー合成

青い背景の前で撮影した物体と、別の背景映像を合成する手法はよく知られています。 青に限らず、指定した色の領域を透明にして、 他の映像と重ねることのできるビデオエフェクトがあります。

ビデオエフェクトとしてのクロマキー

Adobe Premiere Pro では、ビデオエフェクトの 1 つとしてクロマキーがあります。 ウィンドウ左下のエフェクトタブを選択すると、その中にあります。 「ビデオエフェクト」->「キーイング」->「クロマキー」です。

クロマキーの選択

「クロマキー」を選択し、タイムライン上にある、背景を透過させたい映像の上にドラッグします。ウィンドウ上部で細かい設定ができます。

クロマキーの設定

カラーの設定で、スポイトが使えます。 透明にしたい色の部分をスポイトで指定すると、その色の領域が透明になります。 類似性の割合を変更すると、指定した色に近い色の領域はすべて透明になります。 スムージングも試してみましょう。

クロマキー合成のための撮影環境

大きなブルーやグリーンのシートがあればできますが(反射の少ないもの)、しわのないように背景に貼るなどする必要があります。 1号館5階のメディアラボ実写合成室はクロマキー合成のための施設となっています。 使用する際は、同じ1号館5階にある実験準備室で学生職員さんにお願いして鍵を開けてもらいましょう。 (実写合成室は高橋先生の管轄ですが、当授業のための許可は取ってあります。(2012年度現在))

実写合成室

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