情報メディア学科 コンピュータ基礎I・ワークショップI Linux
電子メイル環境の設定

 

- Vine Linux の電子メイル環境

Vine Linux には、 電子メイルを読み書きするためのアプリケーションとして、 以下のソフトウェアが付属している。

ここでは、 Windows で使っている Thunderbird と同等の使いやすさをもつ 「Mozilla」を用いて電子メイルの読み書きを行う方法について説明する。 Mozilla は電子メイルだけでなく、 Web ブラウザとしての機能をもつ統合アプリケーションである。

なお、Thunderbird と Mozilla は、どちらも Mozilla Organization というオープンソースソフトウェアの 開発グループの成果物である。Firefox という Web ブラウザも同様である。

- Mozilla の起動と初期設定
  1. Mozilla Mail の起動
  2. 「アプリケーション」→「インターネット」→「Mozilla Mail」を起動。

    すでに Mozilla Web ブラウザを起動している場合、 ウィンドウ左下の手紙のようなアイコンをクリックしても起動できる。

  3. 新規アカウント設定
  4. 初めて Mozilla Mail を起動すると、 以下のようなアカウント設定のウィンドウが表示される。 表示されない場合、 メニュー「ファイル」→「新規」→「アカウント」を選択する。

    「電子メールアカウント」を選択し、「次へ」を押す。

  5. 個人情報
  6. 「あなたの名前」の欄に自分の名前を入力し、 「電子メールアドレス」の欄にメイルアドレスを入力する。 メールアドレスは ユーザ名@ed.cck.dendai.ac.jp である。 入力したら「次へ」を押す。

  7. サーバ情報
  8. 使用する受信サーバの種類は POP を選択。 「受信メールサーバ」、「送信メールサーバ」ともに cckedpo.cck.dendai.ac.jpである。 入力したら「次へ」を押す。

  9. ユーザ名
  10. 受信ユーザ名にユーザ名が設定されていることを確認し、 「次へ」を押す。

  11. アカウント名
  12. アカウント名は自分の区別しやすいアカウント名に変えても良い。

  13. 完了しました
  14. ここまでの設定内容が表示される。 正しく設定されているか再度確認しておこう。

    この画面に「すぐにメッセージをダウンロードする」というチェック項目が 表示されている場合、チェックをはずしておく。

    ここで「終了」を押すが、まだ設定すべきことは残されている。

  15. パスワードを入力してください
  16. もし、ここでメイルを受信するためのパスワードの入力を求める ウィンドウが表示されても、 まだ設定が終わっていないので「キャンセル」を押す。 もし、ここで受信してしまうと、 新たに届いているメイルが Windows で受信できなくなる。

  17. Mail&Newsgroupsのアカウント設定→サーバ
  18. メニュー「編集」→「Mail&Newsgroupsのアカウント設定」を選択すると 設定ウィンドウが表示される。 次に、ウィンドウ左側の大学のメイルアカウントの「サーバ」の行を選択。

    まだ、OK は押さないでおく。

  19. コピーとフォルダの設定
  20. ウィンドウ左側の大学のメイルアドレスが表示されている行の下の「コピーとフォルダ」を選択。 「Bcc これらのメールアドレス:」にチェックをし、 右の入力欄に大学のメイルアドレスを入力する。

    この設定により、 自分が送信したメイルのコピーを他の環境でも受信することができる。

    まだ、OK は押さないでおく。

  21. サーバの設定
  22. ウィンドウ左側の大学のメイルアドレスが表示されている行の下の「編集とアドレス帳」を選択。

    HTML 形式のメイルは必ずしも読みやすいとは言えない場合や、 受け取った相手が HTML 形式のメイルの読めない環境の場合があるので、 「HTML 形式でメッセージを編集する」のチェックをはずす。

    以上を設定し「OK」を押す。

  23. メイルの受信と送信
  24. メイルを受信してみる。 うまく受信できない場合は、情報コンセントの認証や POP サーバに関する設定をよく確認しよう。

    メイルが送信できない場合、 SMTP サーバの設定を確認する。 大学のシステムは、 一旦受信の操作を行わないと送信ができない仕様になっていることにも注意。 (POP before SMTP という認証方式のため)

  25. 設定完了
  26. 以上で設定は完了である。 必要に応じて、 署名 (signature, シグネイチャ) などを作成し、設定しておくと良い。

    情報コンセント利用のための認証を済ませていることを確認し、 ウィンドウ左上の「受信」ボタンを押し、 新しいメイルが受信できるか確認しておく。

    他の環境で「サーバにメールを残す」の設定を行っていないと、 一度他の環境で受信したメイルは Linux では受信できない。 あきらめるか、他の環境でも「サーバにメールを残す」の設定を行うか どちらかであるが、 他の環境で「サーバにメールを残す」の設定を行った場合、 古いメイルを消すなどして、 サーバに残っているメイルが保管容量の上限を越えないように注意する必要がある。

    なお、メイルの送受信を暗号化したい場合は、 Thunderbird の初期設定を設定変更の 「アカウントの追加設定(暗号化)」参照し同様の設定を行えば良い。

- 参考

Mozilla ついての詳しい情報は、以下の Web サイトを参照すると良い。

 


コンピュータ基礎および演習I ワークショップI > Linux > 電子メイル環境の設定
東京電機大学 工学部 情報メディア学科