Windows XPでは、 パソコンの管理はコントロールパネルやシステム管理ツールなどを使って行い、 設定した情報はレジストリという場所に保存される。 一方、UNIX上で動くソフトの設定は、 それぞれのソフトの設定ファイルに記述するのが一般的である。 よって、 設定変更の際にはエディタを使って設定ファイルを書き換えるのが本来であるが、 それをWWWブラウザから行う手軽で軟弱な(増田先生談)ツールがある。 それがwebminである。

ここでは Webmin を用い、 自分のユーザアカウントを作成してみる。

1. Webminの起動

Linux を起動し root でログインする。 デスクトップの左下のメインメニューから 「プログラム」→ 「Vine Linux メニュー」→ 「システム管理ツール(Webmin)」 の順に選択し、Webmin を起動する。

Webminはその名の通り、WWW ブラウザ(ここではMozilla)上から操作する。 起動すると、いきなり警告のウィンドウが表示されるが、 これは、 ブラウザが初めてこのサーバと暗号化(SSL)された通信を行おうとしているからである。 ここでは二度目からは尋ねられないように、 「この証明書を常に受け入れる」にチェックして「OK」ボタンを押す。

次に「セキュリティの警告」というウィンドウが表示される。 これは、MozillaがSSLで暗号化されたページを取得する際に表示するものである。 「OK」のボタンを押す。

2. ログイン


rootでログインする。

その際、パスワードを記憶するかどうか尋ねられる。 rootのパスワードが記憶されたら危険なので「このサイトは記憶させない」ボタンを押す。

3. 「システム」選択

4. 「ユーザとグループ」を選択

5. 「新しいユーザの作成」を選択

6. ユーザ情報の入力


作成するユーザの情報を入力する。 ここでは次のように入力しよう。

• ユーザ名: 04ki??? (自分の学籍番号)
• ユーザ ID: (変更しない)
• 実名: (ローマ字表記の名前)
• ホームディレクトリ: 自動 または /home/04ki???
• シェル: /bin/bash
• パスワード: 平文パスワードを選択し、その下の欄にパスワードを記入
• パスワードの変更日時: (変更しない)
• 有効期限満了日: (変更しない)
• 最低日数: (変更しない)
• 最高日数: (変更しない)
• 警告を行う日数: (変更しない)
• ログインのない日数: (変更しない)
• プライマリグループ: 新しいグループを選択し、その下の欄に04ki???
• セカンダリグループ: (変更しない)
• ホームディレクトリを作成するか?: はい
• ホームディレクトリにファイルをコピーするか: はい
• Create user in other modules? : はい

これらの情報を入力の後、作成を押す。

7. 作成の確認


ローカルユーザに自分のアカウントが作成されていることを確認しておこう。